■14:00〜19:00▲14:00〜18:00
■14:00〜19:00▲14:00〜18:00
コラム
2018.06.06
見た目の第一印象を決めるといってもいい歯を綺麗に見せたい、綺麗にしたいといった気持ちは皆さんにあると思います。
今回は歯が汚く見える原因を理解していただき、それぞれの原因に対して歯を綺麗にする方法をご紹介します。
①虫歯
前歯の隙間は虫歯になりやすく、黒くなったり穴が開いてしまうと汚く見えてしまいます。進行した状態でなければ、レジンと呼ばれる白い詰め物で1日で修復が可能です。
②ステイン、ヤニ
タバコによるヤニ、お茶やコーヒーによる着色も歯を汚く見せます。またあまり知られていませんが赤ワインをよく飲まれる方も色素が着色しやすいです。こういった汚れ・着色は専用の器械で綺麗にとることができます。またご家庭ではホワイトニング用の歯磨き粉でブラッシングをすることも多少効果があります。
③歯石、歯周病
歯石は黄色いものや時間がたったものは黒くなります。また歯石の表面はザラザラしているため、歯石の上には汚れがつきやすくなります。歯石を放置すると歯周病が進行し、歯茎が腫れたり膿が出たりするなど汚く見えてしまうだけでなく不潔な状態になってしまいます。定期的(半年~1年ごと)に歯石はとることをお勧めします。
④神経が死んでいる
歯の中には神経があり、その神経が死んでしまったり、治療によりとってしまうと、歯の中の血流がなくなり内面から歯が黒ずんでいってしまいます。しっかりと神経の治療をしたうえで、内面にホワイトニング剤を入れる方法(ウォーキングブリーチといいます)や、被せ物をして綺麗にする方法があります。
⑤被せ物の劣化・変色
保険で治療可能な前歯の被せ物は、表面がプラスチックなので時間の経過とともに(3~5年)黄色く変色してきます。また内面に金属を使用しているため歯と歯茎の境が黒く見えてきます。古い被せ物を外して新たに入れなおすことで綺麗にすることはできます。自費治療にはなりますが、セラミックやジルコニアといった金属を使わない材料は、変色しませんし、境が黒く見えてくることもありません。またプラスチックと違い透明感があるため自然な見た目になります。
⑥銀歯
前歯ではありませんが、笑った時に見える銀歯が多いと口の中が暗く見えてしまいます。以前は保険では白くできなかった歯が、保険のルールが変わり白くできる範囲が広がりました。材質もセラミックが混じったプラスチックなので変色もしにくくなっています。
⑦日本人の歯の色
日本人の平均的な歯の色は欧米の人に比べて黄色系統の強い白色と言われています。より白くするためにはホワイトニングをする必要があります。ホワイトニングには自宅で自分で行うホームホワイトニングと、医院で行うオフィスホワイトニングがあります。短期間で白くしたい方はオフィスホワイトニングがおすすめです。
⑧歯並び
歯並びが悪いと内側にある歯は暗く見えるために、汚く見えてしまいます。矯正治療により歯並びを改善するか、場合によってはセラミックなどの被せ物により歯並びを綺麗に見せることもあります。
⑨内因性の歯の変色
歯を作る時期、すなわち母親のお腹の中にいる時や子供の時に、テトラサイクリンという抗生物質を服用していると歯の内部の変色が起こります。服用した時期により変色する位置は異なりますが、左右対称に現れます。こういった歯はホワイトニングである程度白くすることはできても、なかなか希望される色にはなりません。こういった場合は被せ物による治療が一般的です。
様々な原因に対して、それに適したアプローチをして治療することにより、歯は白く綺麗にすることができます。わからないことがあれば何なりとご相談ください。